2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

鯨のお墓

友人と呼子に写生に出かけました。糠雨が降り続け、遠見の効かないお天気でした。壱岐行きフェリーの発着所近くの小高いところに竜昌院というお寺があります。、鯨組の中尾何某が鯨一頭の対価で寄進したとされます。境内には鯨供養のための立派な墓が建立さ…

大梵鐘の落慶

菩提寺で大梵鐘の落慶式がありました。富山県高岡市の老子製作所(おいごせいさくしょ)で鋳造された重量2,667貫(約10t)、青銅製、外口径6尺2寸(1,878mm)、高さは10尺4寸(約3,150mm)もあります。 何故か全て尺貫法で表記されてい…

ぶらんこ

どんな小さな公園にもほとんど備え付けられている遊戯具ですが、かなり古くからあったようです。春宵一刻値千金で有名な蘇軾の春夜に、人気のない宮廷の庭で、ブランコが揺れ、そして夜が更けていく情景が詠まれています。 ブランコの揺れはかなりの速度です…

鮒・鮠・ドンコ

近くで少女たちが魚を掬っていました。声を掛けると、バケツを見せるように傾けながら「ハゼのようなのも一匹いる」と得意そうに言います。少し遠くて見定めることはできませんでしたが多分ドンコでしょう。 少し離れたところに鮒などいましたので、写してみ…

ぐみ

近頃ではお菓子のグミがコラーゲンの効能あり、とかで世間に知られています。コラーゲン、コラーゲンと言われていますが、ゼラチンのことだと始めて知りました。 一方植物のぐみは、子供たちの嗜好にも変化があって、野イチゴほどは口に入っていないようです…

いずれ菖蒲と引きぞ煩ふ

大宰府観世音寺に左遷された僧玄纊の墓傍に、菖蒲が花盛りです。いずれがあやめか・かきつばたの言葉通り、実を言うとこの区別が分りません。 五月雨に沢辺のまこも水越えて いずれ菖蒲と引きぞ煩ふ 後鳥羽院が女官あやめを源頼政に選ばせた粋で豪華なクイズ…