2008-01-01から1年間の記事一覧

観世音寺のライトアップ

いよいよ明日は大晦日。 観世音寺と戒壇院をライトアップするとあったので 出かけてみました。小雨が降りましたが、 天気予報に顔を立ててやるほどでした。

鮪も鯵の仲間

昨日一本釣りの真鯵を戴きました。外の皿のお刺身より美味でした。 お正月食膳には、当地では、鰤が上ります。スーパーのチラシによれば、熊本県産活鯵も養殖、鹿児島県産本鮪も養殖、熊本県産などの鰤も養殖、飼料はおそらくは、鰯や鯵など小魚だと推測しま…

戒壇院の金牌

戒壇院は、天平宝字五年(761)に観世音寺境内に設置された、九州の僧尼の登壇授戒の道場として継承されましたが、十七世紀後半(寛文八年1668)の西戒壇院復興までの歴史は、あまり確かではありません(九州歴史資料館発行の『筑前大宰府戒壇院』によ…

明日より師走

今年も騒々しく暮れようとしています。 師走という言葉は、古くから使われていたようです。 臘月とは陰暦の十二月のことで、冬至の後、第三の戌の日に、獣を漁して神々や祖先を祭ることを臘といったことによるのだそうです。 それとは別に、言い古された言葉…

鳶と烏はどちらが強い

近ごろこのあたりでは、鳶と烏の争いを見かけなくなりました。鳶がここを去ったのではないかと思います。魚の塩干物製造工場のある浜辺の上空では、ヒヨロヒヨロと鳴きながら盛んに舞っています。魚の廃棄物など豊富にあるから餌場へと移ったのでしょう。 大…

平賀源内のお友達

江戸時代の面白い人物の筆頭だと思いますが、平賀源内がいます。又の名 風来山人、詳しいことは、「日本文学大系55」にあります。放屁論・神霊矢口渡・風流志道伝などの作品があります。この人の知り合いの司馬江漢「春波楼筆記」にこんなのがありました。…

山路の日暮れ

福岡管区気象台などの調査で、九州・山口では、50年前と比べてイチョウの黄葉が約半月、カエデの紅葉が約1ヵ月遅れていることが判ったと、昨日の朝日新聞の夕刊に載っていました。昨日は陽気な日和でしたので、朝倉市秋月の自然歩道を散歩しました。 紅葉と…

南極と北極はどちらが寒いか?

むかしタロウとジロウの南極研究隊の随伴犬が、止む得ない事情で、置き去りにされたことがありました。ところが翌年でしたか、二匹が生きながらえていたとのニュースに、皆がほっとしました。そのころ当時からの疑問でした。 おそらく南極が寒いだろうと、推…

日田は天領

先月中ごろ、九重町からの帰りに、日田市を通りました。幕末の英傑川路聖護は此処の出身です。 聖護は日田代官に属する役人の次男に生まれたが、手腕と才覚とで幕閣の要路に進み、勘定奉行になりました。一橋慶喜を擁立する一橋派に属したため、井伊直弼に疎…

本当なことが言えないのでは?

株価が僅かにでも上昇したのには安堵しています。不況は企業者のみならず、就業者や新たな就業期待者についても心配されることです。特に都市生活者ばかりの根無し草の心痛は痛切です。 投資といえば聞こえはいいが、やはり相場を張るという一面があります。…

とおのみかど

太宰府市に政庁跡があります。のんびりした雰囲気の広場です。このあたりは史跡指定されて以来、現状の変更は勿論、史跡としての景観は保たねばなりません。 わたしは散歩のついでに、ここの敷石に腰を下ろしています。大野城跡のある四王寺山を併せ眺めなが…

アカトンボ

お盆のころよく現れるので、精霊蜻蛉とも呼ばれているアカトンボをあまり見かけなくなったと感じていました。暑さのため出歩くことが少なかったわたしの個人的事情によるものと推測していました。 先日の朝日新聞夕刊(08.10.18)に、赤トンボ激減という記…

ある晴れた日に

コスモス散歩道北野町へと出かけました。この地には、北野天満宮があります。 北野天満宮の由緒を読んでみますと、後冷泉天皇の御感夢により当地を選び、関白藤原道隆の孫貞仙僧正に勅して、宝殿九間に五間、拝殿十一間に九間の社殿を造営され、社殿の廻りに…

夢の大吊橋

先ごろ老人会の秋季一泊旅行で、大分県九重町宝泉寺温泉に行くことになりました。それはそれで結構なんですが、行程には、“夢”の大吊橋を渡ることになっています。 大吊橋は長さ390メートル、高さ173メートルであります。気がかりになっていました。と…

美しい棚田

先の日曜日にうきは市の棚田へ行きました。すでに曼珠沙華は色褪せていました。棚田を歩こうというイベントで、かなりの人出でした。 JRうきは駅から相当の距離と坂道を歩かねばなりません。登りつめれば星野町です。自動車や農耕器具の整備した今日でさえ、…

歯槽膿漏は文化的環境の所産か?

大江匡房(1041〜1111)の江談抄に「元旦から三日の間に御薬、御歯固として天皇に鹿一盛、猪一盛を差し上げる」という記事がありました。注記にはありませんが、おそらくこの猪は豚であったと思われます。 豚は既に弥生時代には食べられていたようで…

虫の声しげく

虫の声が朝方まで、聞こえます。虫の声を、さびしとかわびしか云々するのは、王朝遺族のこころ弱いわざであって、日常茶飯に、ものくるわしい現今の庶民には、埒外の趣味だとしてよいでしょう。 冬近く、肌寒いころになると、虫の音も枯れて寂しくなりますが…

医師か祈祷師か

松浦静山著の「甲子夜話」に、平戸領内での見聞として、医師と祈祷師が口論した話があります。昔のこととて、病状が深刻な時は、お医者さんにも、ご祈祷師さんにも望みをかけるのが人情です。どちらにもお願いして、幸い病人は無事を得ました。 そのところで…

われこそは

福岡県桂川町にある王塚装飾古墳館(http://www.ouzuka.jp/) を見学しました。ここの古代馬の塑像?はユーモラスですが、写真が禁じられていますのでホームページでご覧ください。 昭和五十年代に初めて訪れた時は、雨水避けの大きなシートが被せてありまし…

苦髪楽爪

このごろは丹頂チックの匂いを嗅ぎません。チックですから、粘っこい匂いでした。どうかすると、エレベーターに、しばらく籠っておりました。 指の爪はよく伸びるものです。不精すると、爪の間に黒い垢が溜まり、慌てて鋏を使います。インクや墨汁の汚れが入…

昆虫採集

夏休みが終わって子供たちが、またわが家の前を通るようになりました。思いなしか朝はいくぶん粛々と、戻りは明朗闊達に、雨傘で叩き合いなどしながら、帰路を楽しんでいます。 わたしたちのころには、夏休みの宿題としての昆虫の標本採集もありました。しか…

夢のような話

君には君の夢があり 僕には僕の夢がある という歌のような夢は、明日に駆ける希望を言うのでしょう。 悪夢のような出来事でしたと、いう夢は、どうでしょうか。 浮生若夢と言えば、はかないもの、はっきりしないもの、と言うことです。むかしの物語には、夢…

敵もさるもの引っ掻くもの

大東亜戦争中、すでにわが方に利あらずの頃、「必中弾」という新兵器が出来た、との噂を聞きました。とるに足らぬ噂は、わたしが住んでいた街に限らず、全国各地にあったことを後ほど知りました。 華々しい戦果にかかわらず、敗色の雰囲気濃くなりましたので…

ネコ科のライオン

スウェーデンの博物学者リンネ先生が、生物分類学の方法を確立しました。そして分類のキーワードとしては、界・群・門・綱・亞綱・下綱・目・科・属・種があることを知りました。しかしそれ以上の難しいことは、判らないので避けておきます。 先日NHKの子供…

投資と賭博とは違います。

お金の使いようで性悪なのは、ギャンブルでしょう。一番穏やかな宝くじに始まって競馬競輪などの公営賭博を含めて様々あります。 つい先日も、競馬絡んだ出資法違反(預かり金の禁止)の容疑で逮捕者が出ました。古い話ですが、昭和四八年一〇月十八日毎日新…

自問自答

二〇〇四年七月二二日に、始めたブログですが、種切れになったので、閉じようかと思いました。しかし折角四年も続いたので、ここらでいい趣向がないかと考えました。なかなかいい工夫が浮かびません。 そこで、もとが「はてな」ですから、「自問自答」をテーマ…

濡れるなよ

いつも通る川沿いの道に可愛い猫が三匹いた。 親の雌猫は器量よし、仔猫たちも美猫である。 この道は老人通りである。近くに市立図書館がある。美人の司書ばかりである。 わたしが図書館に行くのは、当然ながら本を拝借するのではあるが、それ以上の追加説明…

納涼

連日暑い日が続いています。気のせいでしょうか、天気予報で熱帯夜だの予想最高気温など聞くと、余計に暑苦しく思えます。 ですが、日盛りに働かれている方もあることだし、辛抱辛抱です。 以前冷房器機がなかった頃は、扇風機で風を通すくらいでした。風鈴…

虚無もまた情熱か

虫けらのような人生と言いますが、ふんぞり返れるのは、どちらになんでしょうか。虫は恐竜すらいなかった四億五千万年から棲息しています。しかも地球上で最も数多く生存している生物です。人類が現れたのは、三〇〇万年前にすぎません。 亀は千年、鶴は万年…

オタマジャクシは蛙の子

近くに四辺をセメントで囲まれた田んぼがあります。 先日田んぼの畦から水田を覗こうとして、うっかり蛇クンを踏みつけるところでした。 近頃このあたりには、蛙の姿が乏しくなりました。蛇はおそらく蛙を狙っていたのでしょう。ほかにも獲物が有るでしょう…