2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

柄にもないこと

昔の話といっても江戸時代もあれば平安時代もある。縄文時代ともなれば、遙かな時限の彼方まで素人の思いは届かない。 子ノ曰ワクの孔子が確か縄文の終わりごろに生誕したといわれる。もっとも紀元前一万年に始まり前四世紀頃まで間だから現代人の目先ばかり…

サマータイム

アメリカ兵のことを進駐軍と読んでいたころ一時サマータイムが実施されたことがあった。私たちの中学校の生徒の住居は広範囲に亘っていたのでかなり遠距離から通学する級友もいた。私自身も朝星を眺めて田舎道を通った。そのような状況での時計時間の変更は…

電線音頭

窓からは十七本ほどの電線が見える。正確ではないが、まあそれくらいの数はある。しかし間違ってもそれより少ないことはないだろう。 数多く止まっているのは雀と椋鳥である。椋鳥は時と処によっては何百羽に及ぶことがある。ほどんど全国各所で繁殖する。繁…

金魚の午睡

うちに金魚七匹飼っている。無精で怠け者ではあるが、生き物の世話はする。メダカ位のころからすると六年になる。金魚は四〇年生きるそうだから、私がぼけずに頑張っても終生面倒は見られない。 ところで子供のころに金魚の昼寝という童謡を聞き知った。私に…

偶には新聞も

新聞を開いて憂鬱になることばかりだが、一昨日の朝刊はそうでなかった。文化の扉欄に司葉子が原節子と共演した折のことを語っている。 明石の海へ泳ぎにも行きました。海の向こうは淡路島が見えるんですが、「司さん、私、あそこまで泳いでくる」とおっしゃ…

どんたく

どんたくは博多のお祭りである。博多と福岡は同じようでも多少違うところがある。 方言である。今ではその違いを講釈出来る人は少ない。全くいないと言って過言でないと思う。それは経済の比重が明治以後博多に傾いてい、しかも経済人の出自が外来である。 …

はやりの名前

姓名判断に不審を持たれないお方にとって赤ん坊の名付けにはさぞや神経を使われたことであろう。誕生にも名付けにも当の本人の意思も責任はないからであるから。 試みにイギリスの男女の名前表を一瞥したら「踵を掴んだ者」という名すらあった。なお数え上げ…

お金持ちの見せびらかし

アラブ首長国連邦や湾岸諸国のお金持ちは虎やライオンをスターテスシンボルとして飼うのだそうな。もともと動物園の発祥は見世物小屋からである。江戸では両国広場で象や駱駝が見世物のなった。今でこそお金を惜しまなければ、南極へペンギン見物に行く事だ…

動物の値段

近頃はペットもなかなかの値がするようである。家族の一員として遇し以前のように残り飯に味噌汁をぶっかけて食わせるなどのぞんざいなことはしない。ただ飼い主よりは長命でないことがいくらか気がかりのようである。 ところで、白輪剛史著の「動物の値段」…

キュウピー人形

もうそろそろ片付けるころとなったのだが、お雛様の傍にどんなつもりかキューピー人形が置いてある。もともとドイツで考案されたらしい人形はニトロセルロースと樟脳が材料でだった。セルロイド製品は引火性が強いためアメリカで輸入禁止になった。人形は大…