2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

西郷さんはまだご存命

一昨日の「世はさまざま」には舌足らずのところがありましたので、補足します。あの話のもとになったのは、「日本庶民生活史料集成第二十一巻 三一書房」を偶然読んだからです。各県の明治初年頃の「民俗禁令集」のうち福岡県・佐賀県によりました。時代の世相…

世はさまざま

世の中が変化することは予測出来そうでいて、また出来ないもののようです。そこはそこと考え、お上に逆らわず風当たり弱くして日々暮らしているものは決して大きな声を出さないものようです。 明治ご一新になった明治四年福岡県が布告したお達しがあります。…

展覧会の絵

給料で美術収集4千点という記事がありました。もと郵便局員と図書館員のご夫婦が給料の中からアートを買い集めたのだそうです。 妻ドロシーの給料で生活し、夫ハーブの給料で作品を買いました。二人は狭いアパートに集めた4千数百点もの作品を売ったことがな…

気圧計

私の机の傍には温度計・湿度計・気圧計が置いてあります。勿論ラジオやテレビの気象情報に耳を向けてはいます。決して権威ある情報をないがしろにするつもりではありません。いわんや机の周辺にある機器に万全の信頼を寄せているわけでもありません。 ある年…

貸本屋

貸本屋が始まったのは江戸時代ですが、所謂お家騒動の風聞が広く伝播したのは貸本によったのだそうです。戦後も店舗を構えた貸本屋がありました。別にリヤカーに貸出しする小説や雑誌類を積んだ巡回業者もいました。雑誌は「平凡」「明星」「文藝春秋」「オ…

秋月のキリシタン

秋月郷土館でキリシタン燈篭を見てきました。この由来などは「九州キリシタン新風土記濱名志松先生著」に詳しく書かれています。その本によると慶長十二年には黒田惣右衛門直之(如水の末弟)によって天主堂が建てられ、司祭と修道士が一人ずつ常駐しました…

清水山観世音寺

観世音寺本堂の正面に「清水山」の表額が架かっています。弘法大師の筆になるのだと誰かに聞いたか事があります。筆達者なお方ですから、さもありなんと合点していました。また弘法大師云々の事跡が多々あります。その類かとも思わぬでもありません。現在は鳩…