2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

シーボルトの動物記

江戸参府紀行を読むと、数多くの動物が現れます。鳥類はどうやら判りますが、そのほかの動物について知識がないので、シーボルトの動物記が眺めたく市図書館の棚を探しました。植物記はありますが、動物はありません。 そこで「九州大学のアイカーブ」の福岡…

こつくりさん

昭和20年代に見たアメリカ映画のことをふと思い出しました。オムニバス怪奇映画でして、そのなかで「こつくりさん」をやるシーンがありました。それでアメリカにも「こつくりさん」が有ることを知りました。「狐狗狸」さんは日本か中国古来のもとと思いこ…

秋の蔵開き

所在なさに郵便受けを覗いたところ、久留米市の酒屋さんから試飲会ご案内のハガキが来ていました。昨年の春先に出かけたことがあります。時折り小雨が降りましたが、呑んだお酒も美味でまずますでした。 今年の新酒を半年貯蔵した課程で、どのような成長、熟…

泳げタイ焼き君

まいにち・まいにち暑さが続くので、ずいぶん昔に流行ったタイ焼き君の唄を思い出しました。ただ炎天下に勤務されている方々には申し訳ないのですが、家のなかの幾分涼しげな場所で横になって読書できることを感謝しています。活字は催眠作用があるようでし…

四五日前の夕暮れどき蜩の声を聞きました。縺れたようなその声を聞き、そろそろ朝夕凌ぎ易くなってくるのかと思いました。ところがその後も暑さは衰えず、かえって室内でも三十度を超える日々が続いています。それっきり蜩は鳴きませんし、ツクツク法師さえ…

書籍解体新書

電子書籍が始まり、末端機器が改良されても現在までに出版された書籍の全てとはならないでしょう。そこで、個人として書籍を電子化したいという需要が起こると思われます。ジャパンナレジも「源氏物語」以外はまだのようです。古典文学の諸本は厖大です。そ…

殴り合う貴族たち

どんなものだろうかと、上記の文庫本(繁田信一氏著)を買ってみました。実に面白い内容でした。王朝貴族も腕と度胸がないと駄目ですね。優美な和歌を詠み、管弦に酔いしれ、栄達に望みを懸けた日々もこれ好日ばかりではなかったようです。現代の高級官僚な…

陸行水行

太宰府から筑後川沿いに遡ると、原鶴温泉があり、その少し手前に朝倉市志波町があります。斉明天皇が新羅征伐のときの朝倉橘広庭宮があったとされる場所です。 松本清張の小説「陸行水行」では、作中の浜中浩三という篤学の「耶馬大国」研究者は、伊都国を志…

字算盤

電子書籍はグーテンベルグが開発した活版の登場と同じくらいの変化を生むかも知れないと推測する人もいます。わたくしはそれほどの変化は有るまいと思います。パソコンの有効性ほどのことはあるまいと推測します。 映画やテレビのせいで演劇が無くなりました…

電子書籍(2)

年寄りのくせに新しい物に手がでるのですが、早とちりの傾向があって躓くことも多々有ります。電子書籍で読書を始ました。慣れないので、活字本の利用が今のところ便利です。 細かい文字を拡大することが出来て、頭注欄などは読み易くなるでしょう。ただ情報…

水出しコーヒー

コーヒーについてはご説ごもっともでしたが、閑人は余分なことを考えるもので先年新聞に「ドルク」の広告に乗せられ衝動買いをしました。一つは到来物の即席コーヒーが溜まっていたので、使いようが有るだろうとの思惑もありました。しかし思惑は外れました…