福岡平野最大の前方後円墳

先日あまりお天気がよいので友達と大橋から那珂川に沿って散歩しました。以前は川岸近くを歩けたのですが、処によっては無粋な金網のフェンスに妨げられます。また塩原あたりでは河川工事のためしばしば迂回を強いられました。これは仕方がありません。鹿児島本線竹下駅の見えるあたりでは少々疲れました。
近くに朝日麦酒工場があるので寄ることにしました。工場内のレストランは駅側の別棟に変わっていました。時間も時間だし空き腹でなかったのでジョッキ2杯を空けたのみでした。お世辞ではありませんが、やはり出来たては美味でした。
工場の横に沿って歩くと那珂八幡宮の前にきました。縁起を眺めますと、この祭地は福岡平野では最大の前方後円墳であること、昭和六十年三月から七月にかけての調査で、全長七十五メートル、後方部直径約四十七メートル、四世紀前半に築かれたと書かれています。主体部が社殿の下にあるため構造は不明だが、主体部の北側から出土した木棺墓からは青銅製の三角縁神獣鏡一面、硬玉製勾玉一個、碧玉製管玉二個、ガラス製小玉などが出土したとあります。その他の出土品として銅戈、鋳型片(弥生中期)などとなっています。思わぬ知識の余禄を得ました。
お天気のよい日は歩いて散歩するに限ります。