鯨の百尋

Mini-AMeDAS (AM10:00)
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今日のできごと
 今朝12度

雑 記 帳 (孫たちのために書いてみた)
何年か前の五月の連休に呼子へ行って鯨形の遊覧船に乗ったことがあったネ。呼子で働いていたころ湾内に小型のキャツチャー・ボートがセミ鯨を曳いていくのを見たことがあります。珍しいので急いで捌くところへ行って見ました。寒い日でした。
 陸揚げされた鯨は薙刀のような長い刃物で解体され湯気をたてながら大まかな肉の塊になり、からだの部位によってさら更に細かにされてしまいました。
 そのころの学校給食には鯨の肉がよく使われてましたし、家庭でも牛肉より鯨肉の方が貴重な蛋白源として食卓に上っていました。南氷洋からの冷凍鯨肉は、シャーベット状のものが箱に入っていました。
 ところが魚のように地元沖合で捕れた鯨を食べたのはこのときが最初で最後でした。以前鯨肉は牛肉や鶏肉のようには一般的な食材ではありませんでした。まして刺身が食べられたのは北九州沿岸や五島あたりに住む人たちではなかったかと思います。鯨の百尋という腸の茹物を生姜醤油でもう一度は食べてみたいものです。
 別の話だが、呼子で有名なマンボウを食べたこともあります。それは又。