電池の今昔

Mini-AMeDAS (AM10:00)
天気 快晴 温度20  湿度75  気圧1015
今日のできごと
昨日博多に出てSANYOの充電器を買う。以前前買ったSONY製DISCMANの電池の消費が甚だしいので充電池に代えるためである。

雑 記 帳
 電池の発達には驚かされるのであります。電池の小型化と性能のよさなくしては携帯電話機など有り得ません。
戦後すぐの頃、占領軍として進駐してきたアメリカ兵が少し大きめな弁当箱ほどの携帯ラジオからジャズを鳴らしながら歩いていました。その後同じラジオを手元にする機会がありました。箱の中には家庭用ラジオの大きな茄子形の真空管に代わって小型の管が並んで入っていました。電池は積層乾電池でした。薄い1.5ボルトの電池が重なり合って一つになっていました。ボルタが最初に考案した、塩水に浸した布で隔てた銅と亜鉛の円盤を並べて作った工夫の似ています。どうやらこの積層乾電池の長さがラジオの大きさを制約していたようでした。
港町に住んでいた頃、漁師さん夫婦が天秤に吊りさげたバッテリーを電機屋へ運んでいるのを見ました。小さな漁舟の集魚灯用です。重そうな充電池が軽量小型化され、家庭で使えるなどとは想像もしませんでした。今では小型の充電池はゲーム機・デジカメ・電子辞書などに日々使われる便宜な道具となりました。