翻車魚

天気 曇  温度 15  湿度 80   気圧 1009  午前10時

今日のできごと
 夕食にキビナゴの刺身を食う。百円足らずの食材にチョチョッと手を加え、こんな美味いものが戴けるとは。
その上アダモのシャンソンとサントリイ角瓶とで贅沢な宵を過ごすことが出来ました。

雑 記 帳
   
 かれこれ半世紀近くの時の流れがあるので、味覚の記憶は朦朧定かでありせんが、 マンボウを食べたことがあります。「ヘコ(褌)を質に置いても喰わんバ」という珍味であるとして戴きましたが、さして美味とは思えませんでした。舌はまだ親譲のかたくなさで守備範囲が狭かっせいでしょう。
 翻車魚の説明を広辞苑より書き抜けば、マンボウ科の海産の硬骨魚・皮膚は鞣革状で背部は暗灰色、腹部は銀灰色、全長四メートルに達する、熱帯温帯にすみ、しばしば海面に浮く、一度に極めて多数の産卵をする。ウキギ・マンボウザメということでありますが、マンボウが翻車魚とは、質に置かれた褌同様落着きを失います。
 赤い肉を(シロミ)と白い肉(アカミ)とするの所存も詳しく尋ねておけばよかったと思います。