センザンコウ

　　　　　　　　　　　　　　
天気　曇　　温度　１４　　湿度　８０　　　気圧　１０１１　午前１０時
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今日のできごと
　昨夜可愛い泊まり客あり。
　暖かい日也。ぼんやりと過ごす。
　
雑　記　帳
　どうゆうわけか昨晩夜中に、小学生のころのお金持ちの級友宅にセンザンコウとダチョウの卵と熊の毛皮の敷物があったことを思い出しました。大きな卵と敷物は気になりませんでしたが、センザンコウはなかなか頭から抜けません。
　あれやこれやで夕方近くなって図書館へ行き、「世界大博物図鑑(哺乳類)荒俣宏著」を捲りました。
　センザンコウの好物はアリで、日中鱗を開き、死んだふりをして、アリを鱗の中におびきいれ、アリが集まると鱗を閉じて水に入り、水のなかで鱗を開き、溺れたアリを舌で掬って食べるそうです。なんとも巧妙とも珍妙ともいえる食餌捕獲の芸ではありませんか。少々からだがむず痒くなるのは老人性湿疹のせいでしょう。
　しかし何故センザンコウの剥製のことが、お茶碗にこびりついたメシ粒のように、気になったのかが分かりません。焼物みたいな鱗に被われた飾り物がよっぽど欲しかったのでしょうか。