シーボルトがみた日本その1

天気 晴 やや温暖な日和。

今日のできごと
 ダーツの会。
雑 記 帳
 今日からアクロス福岡で、『シーボルトがみた日本』展が始まります。そこで、「江戸参府紀行 東洋文庫」を読み直すことにしました。どちらかかと言うと、「あァ松島や松島や」風の紀行文より貝原益軒先生の「豊国紀行」「東路記・己巳紀行」などや、司馬江漢の「西遊日記」が好みであります。(もつとも益軒先生のあとの二書は、冒頭部分しか読んでおりません)
 シーボルトの「江戸参府紀行」の詳細な記述は、旅行道具の明細や随行する日本人の容貌・性質・教養・能力についても綿密に漏らしていません。さすが博物学者にして医師です。
 文政九年一月九日、長崎を立ち、大村―嬉野―佐賀―神埼―田代―と長崎街道を小倉へ向かいます。山家では参勤交代の折黒田藩主が使う別邸に宿泊し、建物内部の模様構造を詳しく書き述べています。その晩何人かの従者が太宰府天満宮に参詣に出かけました。
 前回読んだときは、飯塚の辺りと思える処で、ツルやペリカンやトキが捕れることも珍しくないと書いてありました。少々気になる記述でした。ツル・トキは間違いなく飛来したでしょうが、ペリカンはと、今でも訝っていますが、どうでしょうか。
 まだまだ興味の尽きないところですが、明日にでも展示などを見学して気づいたことを書いてみようと思います。