道案内

suxtuponn2007-01-13

めったにはありませんが、道を尋ねられることがあります。存外戸惑います。逆に尋ねたときも相手の方が、さてどう教えてよいものやらとの思案の表情をされた経験があります。決して教えることの面倒さや煩わしさなどでなく、いちばん目的の場所への近い道筋を頭の中で描くのですが、自分がいつも歩く道を教えて相手が間違わないだろうかなどと考えます。それは半ば無意識で近所近辺の空間の熟知しているから、かえって思案するのでしょう。
渡り鳥群れがなにを頼りにしているのかについては、色々な説があるようです。小鳥たちの往来する空間と、わたしたちの日常空間とが、或いは均質なものとして、渡り鳥の小さな頭脳にあるのかもしれません。