ちくまプリマ―ブックス「イメージを読む」
若桑みどり氏が亡くなられたのを今日知りました。「ちくま」によってです。今年の一月号の上野千鶴子氏追悼文「猫に鰹節」を読んで知ったのです。古新聞の間に押し潰された「ちくま」に今日まで気がつきませんでした。
つい先日「イメージを読む」「絵画を読む」を読んでいましたが、まだまだのお年ですから、いかにも残念です。
わたくしは、感性的経験からの感性的鑑賞者ですから、最初読んだときは、のみこみが悪く、敬遠の三振でした。しかし、近々軽い読み物ばかりに終始しているのでと、ちくまプリマ―ブックス「イメージを読む」を本箱から出して、眠り薬の代用にするつもりでした。
先に読んだのとは違って、終いまで読むことになりました。もっともその後での、別途「ダウイン」関係の読み物には、キリスト教徒でなく西欧文化教養が身についていないわたくしには、さほどの興味を惹くものではありませんでしたが。ですから、どこまで理解し得たかは、いまも疑問です。