生薬屋

新聞には、お薬の折り込み広告が、殆ど毎日のように入っています。美容用剤を除いてもコエンザイムロイヤルゼリー・霊芝・サメ油・ニンニクエキス等々です。幸い出費を嫌う私は、それらの誘惑に今のところ傾いていません。
昔のお年寄りは、薬屋を生薬屋(キグスリ屋)といっておりました。漢方薬が多かったのと、現在のように医者と薬局が組み合わせでなかったからでしょう。
先日ある薬の広告に、インヨウカク・オウギ・ロクジョウなどの生薬に、海馬―竜の落とし子が混じっていました。
馬の首のような頭をした一名竜の駒とも言われるユーモラスな硬骨魚のどんな薬効があるのでしょうか。
雌の竜の落とし子には育児嚢があり、嚢中に産卵します。孵化した子は、親と同じような形まで成長して、外へ出るそうです。カンガルーの雌にも、育児嚢が有りますが、子供は未熟な状態で生まれ、自力で嚢に入るそうです。