狸は入道

狐は女に化けるのだそうです。面つきからの想像でしょう。
旭山動物園から雄雌の狸が飼育動物交換としてシンガポールの動物園に送られることになりました。ポンとポコ、おそらく子が付くポコが雌でしょう。
当地は山又山の山村ではないのに、猪や狸などの小動物の徘徊は珍しくありません。特に猪の出没はよく話題になります。狸が自動車事故に遭遇し、事後狸寝入りかと思われる目撃例に嗤ったことがあります。しかしその程度の怪我で済んだのは被害狸にとって幸運でした。以前のことですが、捕獲された仔狐を、母狐が懸命に救出した話を聞きました。
筆の穂先には狸の毛が好いそうです。なかなか高値だとのことで、猫の毛が代用となっています。それでもいい加減な値がします。
高千穂峡の土産物売店に剥製の狸が飾ってありました。両手に大徳利と通帳をブラ下げておりました。