ポプラ社教養文庫

当市図書館には大きな活字の本が置かれている。すべての書籍は無理だろうが便宜している。また弱視者用の機器も置かれている。近頃は児童書籍コーナーを利用させてもらっている。
そこに「吉野ヶ里遺跡発掘」が有るので手に取ってみると、同じ棚に「太平洋の海底がせまってくる」があり、その2冊を借りた。1991年と1990年出版である。吉野ヶ里遺跡発見は1989年2月22年前のことであり、その後新たな知見が加えられているだろう。
「太平洋の海底・・」のはしがきには次のように書かれている。
「長いあいだ太平洋は永遠の海であるとかんがえられてきた。
したがって、太平洋の底も不動の状態をたもっているものとかんがえられていた。
このかんがえが破られたのは1961年のことである。
以来太平洋の底もふくめて,地球の表層を構成している大陸や海洋底は、年間数センチていどの速さで動いていることがわかってきた。
現在のところ太平洋の底の広い部分は,西北へむかって動いている。
したがって、日本列島にむかって太平洋の底はせまってくる。」
内容は大陸移動説やVLBIとは何かなど日本列島に多発する地震の原因などをわかりやすく書き述べられている。
特に日本のまわりのプレートはどう動き、どう分布しているのかなどは今後も研究され究明されるのではなかろうか。
この教養文庫には外に、「核はほんとうに安全か?」「マスコミは人を裁けるか」「日本人の心のふるさと」などがある。いずれ読んでみようかと思っている。