とひとひ雨あがり(続)
天気 曇
今日のできごと
図書館から「電脳犯罪対策虎の巻 弁護士紀藤正樹著」を借りて読む。石川五右衛門の昔から「世に盗人の種は尽きまじ」である。そろそろ自主規制について関係各位は考えないと、己の首を締めることになるのでは。江戸も今日日もと、考えるのは、惚けた脳味噌のかき混ぜのタネにはなるが、その筋のプロは大変だ。
雑 記 帳
(昨日の続き)
期る世にぬらりとしたるなまこかな
うき恋にたへてや猫の盗喰
声合わす妻戸の関や猫の恋
かたき持ち月は見れども花に出ず
畦一つ越さぬたにしの一期かな
身につまされる句です。
柳 樽より
さかいろん負けた年から柿をかい
初雪や此小便は何奴ぞ
ぼうふらの振りや金魚の鼻のさき
蝶を見る身の傾きや酒の酔
にわか雨藪医の門のにぎやかさ
いつも三月花のころ
女房十八、俺二十
死なぬ子三人親孝行
使って減らぬ金百両
死んでも命のあるように
何処で聞いたか、読んだかが、思い出せません。しかしこの歌の心底に、暮らしは貧しかったが、むかしの人の楽天的な度胸が推測できます。