ねんがら

今日のできごと
お天気がよいので福岡に行く。「根本的理解!パソコンのどうなってるの?なんだろう?」と「はじめての地学・天文学史」と鎌倉時代の百科全書的言語エッセイ集「塵袋 1」を買う。
ペラペラ捲っての選択。

雑 記 帳
私たちの子供の頃は、遊び道具はお金をかけないものが多く、女児のオハジキなどにしても、幾種類かのゲームを考案して楽しんでいたようです。
 男児のビー玉(北九州あたりではラムネン玉といいました)やメンコ(同じくパッチンといいました)などは、当初の仕入れは駄菓子屋ですが、上手は腕で稼いで、相当の財産家になれました。
 その外に五寸釘というゲームがありました。この遊びは、ただの五寸釘が道具です。地面に打ち込んだ相手の五寸釘を倒して遊ぶのです。単純ですが、かなり熱気がこもっていました。
この遊びが長崎出島から始まる江戸時代の子供の遊び「ねんがら」であったことを、「ながさきことはじめ 長崎文献社編」で知りました。(挿絵があります)
「ねんがら」という遊びは、その本には詳しく書いてあります。出島の蘭人従者の黒人少年の遊びに、出島荷役の少年達がうち混じって楽しむようになり、長崎以外にも広がったもののようです。、
この本には、鎖国時代の出島から導入された異国文物について興味ある記述がいくつもあります。