江戸小噺

天気 晴 
今日のできごと
漢詩を読む会の新年会。なかなか皆さん芸達者な方ばかり。
雑 記 帳
志ん生師匠のマクラに「大きな夢見た、大きな夢見たと言うが、どんな夢だ。なにィ 茄子の夢なんざァちっとも大きかないじゃないか」「それが暗闇に蔕をつけたような茄子なんで」と言うのが有ります。わたしは人情話の絡んだようなお噺よりこんなのが好きです。
マクラばかりを集めたような本はないかと思って居ましたら, 宮尾しげを著の「江戸小噺集」という適宜なのが有りました。
ある男、夜にも目が見えるといいなと思いました。知恵者が「フクロウの目を黒焼きにして目に塗れ」と教えました。そのとおりにしたところ、五、六町先まで昼のように見えます。面白がって夜中歩いていましたところ、夜が明けると真っ暗。
外国の珍しい雀を四羽、鳥屋で買ってきた男、帰ってしげしげ眺めたら,どうも一羽は日本の雀らしい。そこで苦情を言う。鳥屋「その一羽は通訳です。」
まだまだあるようですが、笑い話は話術ですから、文にするのは難しくてお手上げです。