負うた子に教えられ

小学4年生の孫に「ケンマク」とは何かと詰問されました。とっさに思い浮かんだのは、剣幕・権幕などでした。全く違いました。どんな字かと訊ねますと、月に建てるだと言います。にくづきに建であれば、腱です。
つまり彼の質問は腱膜でした。お初にお目見えした腱膜は、広辞苑にも載っていません。いろいろ調べましたら、腱はアキレス腱の腱であり、膜は鼓膜や横隔膜などの膜でした。腱には紐状のもの、板状のもの、膜のように広く薄いものがあるそうです。膜状の腱を腱膜というのだそうです。どうやら見当がつきましたが、しばらく苦い目に逢いました。一言云わせてもらえば、漢字の並びからは、膜腱ではなかろうかと思うのですが。
なんでもサンマの解剖から派生した疑問だったようです。