猪尾猪尾

猪尾猪尾
これをなんと読むのでしょうか?京都のお方はすぐにお分りでしょう。
この近くでも、イノシシの被害を聞きます。猪は雑食で、食欲繁殖力旺盛、一夫多妻で、三歳で成熟し、一腹に四ないし六頭、寿命は十五年以上だそうです。どこかのお薬屋さんが、スッポンの代用として研究されてはどうかと思います。
イノシシの尻尾は小さい、そこで猪尾猪尾をチョビチョビと読むのだそうです。
京都生まれで、扇子商松月堂の十五代目を継いでおられる中村清兄先生著の「宇宙動物園157ページ」によると、次のようです。
「京都ではチョビット即ち「猪尾ット」と少しの意味に使う言葉が今もあります。この言葉は「一寸」というのと混合しやすい言葉ですが、ことによると「猪尾ット」が「一寸」になったのかもしれません。」
当地方も少しの意味で「チョビット」を使いますが、なるほど「猪尾ット」であったかと、眼の鱗が落ちました。