今晩も曇り空

タブロットPCを見に行ったがいくらか思惑とは違っていた。そこでカメラの売り場を覗いた。ところがそばの望遠鏡売り場に目移りして、安い反射望遠鏡を衝動買いした。十年ほど前にミードという反射望遠鏡を買ったことがあった。しかし結局半端な使い方しか出来なかった。
先先日ぼんやり東の夜空を眺めていたら、明るい星が山の端に見えた。月や惑星ならどうにかこの反射鏡ででも遊べるのではないかと、買ったとき思った。
初めての人工衛星スプートニクが打ち上げられたのは、昭和三二年であり五四年54年前のことである。そのときは屈折望遠鏡を買った。それは人工衛星に足元をすくわれたわけではなかった。当時の住宅地は星空が輝くばかり、そのための所為である。
不安定な架台、粗末なファインダーだが、木星の衛星も土星の輪も眺めることができた。壮麗神秘な容姿は肉眼を通してこそである。惜しむらくは思いつきが長続きしない。
昨夜も今夜もまた曇り空である。