空に浮かびし飛行船は

昨日見た飛行船に書かれている文字が判った。アリコである。なるほど保険会社の宣伝飛行でありましたか。
広辞苑によると、飛行船は「流線型の気嚢(きのう)に水素・ヘリウムなどの気体を充填して上昇し、推進機によって推進される航空機」となっている。また気嚢とは「鳥類の胸部・腹部などにあって肺に連絡する袋。その中に空気を出し入れし、飛翔中の熱の発散を助け、呼吸作用を盛んにさせる」とあり、また「気球(飛行船)などのガスを入れておく袋」としている。
文字面だけをみると当然鳥類のそれの方が機能として優れている。鳥類は進化が相当の過程を経ているが、飛行船はいまだその中途課程だからであろう。
ところで来たる一月二十二日は飛行船の日である。一九一六年(大正五年)のこの日に国産飛行船「雄飛丸」が所沢―大阪間の実験飛行をしたのだそうである。