2007-01-01から1年間の記事一覧

運動会の写真

運動会へ行くと年々写真機とビデオ機が上等になっていくようです。それに以前なら、ちょっとひと口上ある男性の持ち物だった高級機を年配のご婦人がお持ちです。それだけカメラ趣味が一般化したわけでしょう。 むかし(といっていいでしょう)カメラ屋さんが…

河童の伝説

先週友人と田主丸吉井を散歩しました。スケッチを兼ねていたのですが、麦酒を飲んでいるうちに、あァめんどくさいということになりました。食堂に浮羽郡郷土会誌「宇枳波第十号」が置いてありました。 「宇枳波」は、昭和十五年に浮羽女子高等学校の国語科の…

河童の石遁術

昨日は河童を訪ね生息地田主丸へ参りました。近頃は飼い犬を怖がるせいか河童が激減し、あまつさえ利に聡い好事家の捕獲を避け、河童も巧妙な石遁術を心得ました。今ではどなたがご覧になっても生身の河童とは思えず、近郷で有名な八女石造りとしか見えませ…

俎板の鯉

近くのお寺に掛けてある厚い板であります。 わたしなどは、ナフタリン臭い西洋の賢人の言葉より漢文調の偈の方が消化は良いようです。 気に入らぬ風もあろうに柳かな たいして底のあるようではありませんが、心学講釈のひとくだりもまた通じがいいようです。…

白寿

二十年以上前に『俳諧俳文集』という古本を買いました。佐々醒雪編明治四十四年一月一日再版発行ですから、そろそろ白寿を迎えます。買ったとき既に相当傷んでいました。探せば同じ内容の新しい本があるかもしれませんが、鶉衣などが含まれているので、危な…

アイ・メイト

盲導犬はポンペイの発掘品の中に描かれているなど、古い歴史があるそうです。日本には2006年3月末で、実働数952頭がいます。盲導犬は、「アイ・メイト」と改名しました。 わたしは犬には偏見を持ちません。けれどもケダモノであるとの認識はいくらか…

白い花

道傍から見事な白い花盛りの庭木が眺められます。樹木の名前には全く知識がありませんので、「日本の樹木」で調べました。アオダモではなかろうかと思いました。写真はグーグルのイメージから借りました。

和紙づくり

四万十川源流の町での土佐和紙づくりの話を読みました。夜中かかって沸騰する釜で楮を煮、皮を剥ぎ、川の流れの中で濯ぎ、干してから角のある樫の棒で叩いて木の繊維が細くなるように砕く。これがおおまか紙の原料が出来るまでの工程ですが、なかなか大変な…

潮干狩

西鉄宮地岳線が新宮駅止まりとなりました。そこで津屋崎までの連絡や如何にと出かけて見ました。通勤通学時には乗車しませんが、のんびりゆったりの電車が好きでした。経済の原則には勝てず、全線が廃止にならなかっただけも良かったと思わねばならないので…

ゲットしたァ

夕暮れの川傍を散歩しておりました。水温むでしょうか、子供たちが川に入って遊んでいました。「獲れたねー」と声を掛けますと、「25匹ゲットした」と叫びます。。 「ゲットした」ゲーム的言語感覚です。仕方ありません。 けれどもいくらか冷たい川遊びを…

ダチョウの卵

ダチョウの卵は、直径11〜12センチ、重さは鶏の20〜25倍、平均1.5kgです。福岡動物園の正面左手の動物病院前に卵の見本がありましたので、触ってみました。中には石膏が詰められているそうです。ほの温く感じられてのはとんだ勘違いでした。 大…

藤棚のこと

二日市の武蔵寺の藤棚は由緒があって、時季には多くの観客があつまります。花ばかりではなく、古くからの信仰を集めたお寺のせいでもありましょう。 唐津城跡にも見事な藤棚があり、桜の後の人寄せとなっています。此処は海を控えた四囲の展望がすこぶるよろ…

路上の花

花曇のお天気でしたが、落着いた春の一日でした。 桜は散り始め、アスファルトの路上に花弁が散乱しています。菜の花は残ってはいますが、キンポウゲが、そしてレンゲが代替わりしましょうと言いたげでした。

烈風

昨日は寒い上に酷い風でした。風速10メートル以上のときもありました。朝方日和がよいので、道具満タンのバッグを肩に提げて写生に出かけました。ところが、全国処々方々が冬のぶり返しです。 やむなく雁ノ巣駅前でバスを降り、浜へ出てみました。木製の桟…

夜半に嵐の

今朝ほどから曇がちではありましたが、どうやら小雨で済みそうです。花の下はこの程度がお酒が入っても、足元のふら付きが穏やかでしょう。 仕掛けを半端にして空模様を気にする人もいます。用心のいい傘持ちの人も少なくありません。ひどく遠くからの出はな…

ブランコ

桜が咲きました。公園には子供たちが駆けています。 都府楼跡では早々とお花見が始まっています。 「酌む酒はこれ風流の眼なり」とか申しますが、当今場合によっては控えるべきでしょう。 ブランコは中国漢の武帝の時代、宮廷の官女たちの遊びに始まったそう…

朝日に匂ふ山桜花

一昨日の夜、唐津市肥前町の国民宿舎いろは島に一泊しました。早暁窓越しに満天の星を見上げました。わたしが少しは星への知識があれば、数々の名を挙げることができたでしょう。 やがて数々の星々は消え、廊下に朝風呂への足音が聞こえ始めました。 宿舎の…

初老献梅行事「梅あげ」

念のため[初老]を辞書で引きました。1、老境に入りかけた年ごろ 2、四十歳の異称、とあります。 そんなもののでしょうか。昔はそうでしょうが、いまどきの常識とかけ離れ過ぎます。 少子化だの、老齢化人口だの悲観的な数字も度外視しできません。学卒者の…

酒蔵蔵開き

本日は二日市の大賀酒蔵の蔵開きに出かけました。呑ん兵衛の 気を惹く催しには目がありません。 延宝元年(1673年)に大賀仁四郎が邸内に涌く名水の井戸が先祖から残されていたことを感謝し、始められた酒蔵ということです(大賀酒造配布の冊子によりま…

福岡市西区元岡6−10−1

筑肥線に乗るたびに九大学研都市駅という新駅を見かけましたが、ご縁がありません。しかし、昨日ふと気になったので、天神からバスで九大工学部校舎へ行ってみました。おおよそ45分かかりました。 当日は、入学試験があり、立派な新築校舎の会場へ受験生た…

路上の行人魂を断たんと欲す

ある詩人がふらふら歩いておりました。細かい雨が降っておりす。疲れたので、遠くを見やると、酒屋の看板が目にはいりました。酒屋のあたりは、アンズの花盛りです。 杜甫の清明とはそのような詩でしょう。いい感じです。 宅のアンズもかなりの花を着けてい…

早春

いよいよ春のようです 筑後川を上ってみました。川土手にはまだ菜の花はちらほらでしたが、誂えた田んぼは爛漫でした。 近頃は菜の花にしろ、レンゲにしろ、お客様接待用で早咲きなど工夫がされています。 町が設けた農産物販売所でフキのトウが買えませんで…

シロハラ

観世音寺の旧収蔵庫裏にシロハラが居ました。跳ねるように少し落ち着かない様子で、餌をさがしていました。 ツグミはよく見かけますが、この鳥はそれほどではありません。 中ロ国境地帯のウスリー地方で繁殖し、日本には冬鳥として雪の少ない地方に飛来して…

天気晴朗

どこかへ出かけたい気持ちでしたが、とうとう出ずじまいでした。 日暮れ近くなって、近くの白川傍を歩きました。 流れが少ない川面に、バンが頸を僅かに振りながら泳いでいます。あわててシャッターを押しました。結果、写りは甚だ良くないのですが、バンで…

くるめウスから梅林寺まで

くるめウス(筑後川河川事務所)から水天宮〜梅林寺まで あまりお天気が良いので、筑後川の菜の花を見物に出かけました。河川敷には菜の花はちらほら、久留米市役所文化観光課に事前に電話して一応お尋ねした状況と同様でした。 しかし、「くるめウス」の前庭…

ぽかぽか陽気に誘われて

昨日は、西鉄レールあんどハイク城島酒蔵びらきに便乗しました。城島を含める三潴郡一帯は、筑後酒の産地として著名であります。現在は久留米市に合併されました。 大善寺駅から終点の城島総合支所まで約6.5km、帰路はバスを使いました。ほとんど遊歩道…

第91回二科展と梅園

友人に誘われて、福岡市立美術館で第91回二科展を拝見しました。気がかりは雨催いのお天気でした。おとなしく小学生の集団が会場に入るので、しばらく待つことにしました。 会場を出て、お城のなかの梅園を散歩するつもりでしたが、坂を上るころにはしきり…

恋木神社

陽気がいいので、国鉄羽根犬塚駅より、筑後市大字水田までぶらぶら2キロほど歩きました。水田天満宮の末社に、恋木神社があります。いささか遅きに失した恨みがありますが、世の中何の幸せが舞い込むことか知れません。あたりに人の気配が無いのを幸いに「…

戒壇院の白梅

曇り空ですが風が無いので、寒くありません。ぶらぶら歩くのには好都合です。観世音寺の境内には、カメラが設置され、何かイベントでも始まる模様です。近くでは写生に余念無い人もおいででした。 戒壇院のお地蔵様傍の白梅が開いています。日吉神社の藪椿は…

「飛梅」原木の由緒

つい先日までは気づかずにいたのですが、「飛梅」の原木のあることを知りました。榎社近くの浄土真宗正行寺境内にあります。その傍の「太宰府市通古賀の「飛梅」を護る会]の由緒によると、次の通りです。 「飛梅」の由来は、菅公の恩顧にあづかった伊勢神宮の神官…